当院のがん治療に対する考え②
こんにちは。今回は、前回に引き続き当院の方向性についてお話しさせていただければと思います。
まず前提として、がんは発病するとその勢いをとめるのは並大抵のことではないということ。これは、闘病をされている患者さんの方が分かってらっしゃると思います。それを踏まえて、各がん治療の位置づけについて以下に記します。
まず標準治療(手術、抗がん剤、放射線)はがん細胞に対して攻撃力の強く、とにかく命を守るために緊急性は高くなります。この治療法は、身体の正常な部分も消耗してしまうため、身体にとっては重要性は低いところにあります。
次に当院で行っていることで言うと、ハイパーサーミア。これ単体ではがん細胞に対する攻撃力は標準治療ほど強くないので緊急性はそれよりも低い位置になります。体の正常な部分には攻撃せず、免疫に関わる体の働きにも作用するので、重要性は3大治療よりも高くなります。あとは、高濃度ビタミン点滴。これは、がん細胞に対する直接的攻撃力は高くないので、緊急性はハイパーサーミアよりも低い位置になります。体の正常な部分には攻撃せず、体を整える方向に作用するので、重要性はハイパーサーミアより高くなります。最後に、生活習慣の改善。これは、がん細胞への攻撃力は低いので、緊急性は低くなります。体を整えることにつながりますので、重要性は高くなります。そして、当院として一番重要性が高いと考えているのが「体との向き合い方」です。
このように、それぞれの治療法の関係性を意識しながら、長期戦になりうるがん治療を乗り切るには、『補充をちゃんと行う』ということと、『出来ることをなんでもやる』ということ。お金をかけなくてもやれることはたくさんあります。
食事をバランスよく食べる、夜眠れるように就寝一時間前からスマホは見ない、入浴は浴槽につかるなど、できる範囲でやれることから始めてみましょう。
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